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【アルバムレビュー】ベックのグラミー賞受賞作『Morning Phase』は、まったりしたい朝に

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先日の2015年グラミー賞で見事最優秀アルバム賞を受賞した
ベック(Beck)の『Morning Phase』。

はっきり言ってしまうと予想外の受賞だったんですけども(汗)
いやてっきりビヨンセが取ると思っていたんでね。

そこまで評価を受ける理由を知りたくて、受賞を機会に初めて聴いてみました。
今回のブログタイトル、なんだか「そのまんま」なタイトルになっちゃてますよね・・・(笑)
でも、本当にこの作品はタイトルの「朝」を再現できているんですよ。

 

ベックは90年代の作品は聴いたことがありましたが、
今回の作品はそれとは全く違う作風でしたね。

ブラジル音楽・アフリカ音楽・ボサノバの要素を取り込んだ『Mutations』、エレクトロ・ソウル・ファンクにアプローチした『Midnight Vultures』などなど。
90年代のベックの音楽はどちらかと言えば「ジャンルのごった煮」。

もともとは様々なジャンルの「パッチワーク」のような作風と言われてたんです。

 

その後紆余曲折あり体調も崩していたそうなんですが、
この作品はとても清々しいゆっくりした空気に包まれて統一感があります。

「ごった煮」が嘘のようですが、ここまでガラっと作風を変えられるのは、やはり尋常でない才能があることの証明です。

まったりしたい朝に

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アルバム全体を通して、「穏やかさ・静けさ」など
朝を感じさせるコンセプト
が浸透しています。

コンセプト・アルバムという言葉がありますが、
まさにこの今作もその1つでしょう。

騒々しくてド派手な音はほとんどなく、
ピアノ、アコースティックギターが中心となっており、
ジャンルのごった煮という過去のベックのスタイルとは全くの別物。

温かく柔らかい音がメインなのでくつろぐのにとても良いアルバム。

休日の朝に聞くのが一番よさそう。
平日だと出勤したくなくなっちゃうかも。下手すりゃ心地よい眠気が(笑)
晴れの朝・雨の朝どちらでも似合うと思います。

寝る前のBGMにするのも、意外とアリかもしれません。

試聴タイム♪

Blue Moon

Wave

Waking Light

その他のおすすめ曲

Morning

言うまでもなくアルバムの中核をなす一曲。
この曲が作り出す雰囲気がアルバムを代弁していると言ってもいいです。

ゆったりとしたアコースティックギターとピアノで始まります。
朝の優しく穏やかな陽気に包まれながら淡々と進んでいく曲。
“Can we start it all over again this morning?”というフレーズが良い!

Heartbeat Is A Drum

この作品の中ではちょっとだけテンポ・スピードがある曲。
軽快なギター・ドラムで、自転車に乗っているような感じがします。

ところどころで登場する、遠くから聞こえてくるようなベックのコーラス、
何重にも重ねられて録音した声で、とても幻想的です。
なんかエンヤっぽい(笑)

総評

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朝というコンセプトが全体に浸透している、とても統一感があって聴きやすいアルバム。
清々しさ・穏やかさ・柔らかい日差しを感じます。

ベックの歌い方は淡々としていて押しつけがましくなく、バックの演奏と一体化していて、楽器の一つのようです。

アコースティック・オーガニックな音が中心ですが、ところどころで穏やかなエレクトロ音が聴こえてきます。
このエレクトロ音も案外心地よくて、アンビエント・ミュージックのようにも聞こえますね。

*アンビエント・ミュージックは環境音楽とも呼ばれ、人間を取り巻く外部環境の独特な雰囲気を表現するもの。その場の空気のように存在し、リスナーの気持ちを開放することを目的にしています。リラクゼーションや瞑想などによく使われます。

休日にゆったりとした気分でくつろぎたいときにピッタリなアルバム。
眠る前のリラクゼーション・ミュージックでもOK!

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